私たちの考え

心地良さの追求 信念のある本物

私どもテイラーアンドクロースの始まりは1946年(昭和21年)。それから三代にわたり赤坂の地で仕立てを主にした洋服屋として根ざしてきました。時代の変遷とともにその時代に寄り添った“洋服”をご提供し、多くの方から愛されて現在に至っております。2002年からは新しいニーズにともない、イタリアを中心としたヨーロッパブランドの代理店として小売だけでなく卸売も始めました。
日本とヨーロッパを頻繁に行き来するようになり、日本のアイデンティティーやモノづくりについて考える機会が増えいくつもの気付きと疑問がうまれました。

問題解決するため、わたくし三代目隅谷彰宏は一度頭をフラットにし、本来あるべき日本の生産・流通の姿を見つめなおすため、2015年慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科(慶應SDM)に籍を置き、修士論文でブランディングを研究しました。
2016年に創業70周年を迎えるにあたり、その研究結果として日本に新しい価値を提供するため、創業から受け継がれたDNAを通して“日本の服”を一から再定義しオリジナルブランドを立ち上げることに至りました。

作り手、売り手、買い手の
誰もが笑顔になれる服作り

修士論文でブランディングの研究をするなかで、ファッションブランドの多くが利益・効率重視によって、物の価値よりも売るための戦略を優先している現状に気づきました。それは私たちも然りでした……。

お客様に服を提供する先にあるものは何かを真摯に見つめ直した結果、たどり着いた答えはプライドの有無でした。製造過程でお客様の顔が見えているか。作った服の生地選びや縫製やデザインに嘘はないか。そしてフェアプライス(適正価格)なのか。

これからの私たちは作り手、売り手、買い手の誰もが笑顔になれる服を作ります。自分にも、お客様にも嘘をつかない服。それがオーカトランクのプライドです。

本質を見極めて、気持ちを
豊かにしてくれるものと過ごしたい

70年間、三代にわたり継いできたものとは何なのかを時間をかけて再定義しました。そして見えてきた答えが「本物」という言葉でした。

三代続く本物の定義
「作り手が信念をもって良いと思える物」

マーケティング重視となり、売れる物や物作りの効率といった売り手の都合が優先され、作り手が自信を持って提案する本当に良い物が生まれてこなくなっています。そこで私たちは考え抜き、たどり着いた想いが
「作り手」の志と「売り手」の信念と「買い手」の安心をつなぎ、誰もが喜べる本物の価値を提供するという理念が出来上がりました。

信念・本物のデザイン

服とは心を穏やかにするもの
毎日を心地よくしてくれるもの

そもそもカッコいい、ダサいという概念は何を基準にしているか? ということに疑問を持っていました。その答えを探すべく研究するなかで、配慮のある洗練された“振舞い”という要素が一番大切だという結論にたどりつきました。

カッコ良さの基準は、最新のファッションに身を包み個性を主張することよりも、人に対する振舞いやその場に美しく馴染んだ佇まいの方が重要だというものです。人に、その場所に、不快感を与えない振舞いが出来る“センス”を持った人。そんな利他的な佇まいが人の認知のなかで“カッコよさ”や“センスの良さ”に起因していることが分かったのです。

私たちは振舞いと服との関わりを考えました。
朝、クローゼットから服を選ぶとき、今日も清々しい一日を過ごしたいと思います。その時、どんな服が必要ですか。きっと心地良いもの、気持ちを豊かにしてくれるものを手に取るのではないでしょうか。そのようなところにフォーカスし、人の目に触れないところにも想いをこめてデザインしました。

志のある上質な服を着ることで人にも自分にも優しくなれる。
プライドのある服は貴方を豊かな気持ちにしてくれるのです。

妥協せず、誇りを持ち
想いを服に込める

プライドのある本物を作り上げるために心がけていることがあります。
心地良い振舞いを念頭に、作り手は時間をかけて魂のこもった生地を作り、職人は誇りをもって「良い」と思える服に仕上げてゆきます。
時間と手間を惜しまず、誰に気づかれなくても妥協せず、
自分に嘘をつかず誇りを忘れず、想いを服に込めてゆきます。
それは手を出しにくい最高級ではなく、プライドのある最良級として。
私どもは品質の追求と着る人への感謝の気持ちを忘れずに取り組んでまいります。

関わる全てがWINWIN

志のある心美な服を着るということは、
新しい時代の生き方を着るということ。

“心地よい振舞い”を追求してゆくなかで気付いたことがあります。
それは毎日を心地良くしてくれるものが〝私たちにとってのラグジュアリー〟だということ。また一方で「日本にはラグジュアリーブランドが育ってない」という現実でした。このままだと日本の物作りに未来はありません。
そこでマーケットに一石を投じるべく、日本発の“本物”のラグジュアリーを創る取り組みを始めました。
想いをこめたブランドは〝オーカ・トランク〝と〝フェーバー〟です。

この服で「オーセンティック ラグジュアリー」という概念を生み出し、
日本発のオーセンティックラグジュアリー<Japan’s Authentic Luxury>を創出すべく、活動を行ってまいります。

虫の音を風情と感じ、儚さを美しいと捉える、それは日本が発信するラグジュアリーの価値。華美な服より志のある心美な服。このフィロソフィーを持ったブランドが、新しい時代、新しい生き方を提案します。