私たちのモノづくり

ここが心美な服の原点

生地選び

最高の最良品において大切なのは着心地です。それは吟味に吟味を重ねた素材選びから始まります。たとえ市場価格として高くても、それがお客さまに適正な価値をうみ、納得してもらえる価格で提供できるなら、最高の原料を使って丁寧に作られた生地を迷わず選びます。それは私たちの志の源になるからです。

品質の高い生地は最高の最良品の素となります。私どもの全ブランドの服においては、手間を惜しまず生地を探し、選び、吟味を重ねています。理由のある服の素は、そんな時間をかけた生地選びから始まります。

原点のTシャツ(オーカ・トランク)

原点のTシャツ

私たちがこだわるスビン綿は、インド原産のスジャータ綿と海島綿を掛け合わせたハイブリット綿です。その特徴は繊維が非常に細くて繊細な超長繊維綿で、シルクに近いしっとりとしたしなやかさ、油分が多く柔らかでソフトな手触りが特徴です。しかもスビン綿の気品ある美しい光沢や柔らかさをより引き出す為には、時間を惜しまず丁寧に、そして甘く撚りを入れた糸への工程がないと作れません。

とても細い繊維のため、スビン原料を糸にするのには非常に高い技術が必要です。そのため市場に出ている多くのスビン綿は、普通の綿を混ぜて強度を上げて糸にしたものが市場に出まわっているのが現状です。私たちの服の素となる生地は、丁寧な日本の紡績技術力による100%スビン綿を使用した生地しか選びません。それは少し高くなっても、このこだわりが最高の着心地をうむ源になることを私たちは知っているからです。

唯一無二の糸で編み上げた生地は、絶対的なしなやかさ、ぬめり、光沢を放ちます。素肌に優しく気持ちの良い生地。それはシンプルなTシャツなのにきちんとしていて、着ている人を素敵に見せてくれます。
一日の始まりに袖を通したいと感じていただけるように作ったTシャツ。シンプルでもきちんとしていて、着ている人を素敵に見せてくれる。本物を知る人に届けたい逸品となる一着です。

テンセルカシミアのジャケット(AUXCA. TRUNK)

テンセルカシミアのジャケット

誰もが気持ち良さを感じる究極のフワっとした柔らかい心地を追究し、ブランドの立ち上げから使用している定番素材、それがテンセルカシミヤです。
木材パルプを原料とする再生繊維のテンセルに、カシミヤをブレンドした糸でゆっくりと丁寧に編み立てています。

カシミヤ素材の艶やかさを損なうことなく、テンセル繊維のとろみと滑らかな落ち感にストレッチ性を持たせました。肌に触れる部分の生地裏面を起毛させているため、保温性にも優れ、フワフワとした優しく包まれるようなタッチに仕上がっています。
その柔らかさは思わず頬ずりしたくなる極上の風合いです。ジャパンクオリティーの究極の心地が感じられる唯一無二の素材といえるでしょう。

二重織り生地(TAILOR&CLOTHS)

二重織り生地

世界でも有名な日本におけるスーツの最高級生地を作る産地、それが尾州です。なかでも品質の高い生地を織ることで有名な生地屋に発注し、特別に織ってもらっているのが私たちの二重織り生地です。
二枚の生地を重ねるように織りあげた二重織り生地は、生地と生地の間に空間ができることで、ふくらみ感のある滑らかな風合いを生みだします。織り組織が二重になっていることもあり重くなりがちな生地ですが、最上級の原料の極細糸を使用することで軽さのある風合いを実現しています。

この二重織りは織りあげる際に目崩れを起こしやすいため、慎重にゆっくりと時間をかけ丁寧に織りあげています。そのため生地に張りや腰がうまれるので、身体を立体的に包みこんでくれ、ラペルの立体感、ジャケットの構築的な肩まわり、バストからウエストにかけた流麗なカーブといった重要な部分を端正なシルエットに美しく仕立てることができる生地となっています。

フェーバーの生地(FERVOR)

フェーバーの生地

世界の名だたるラグジュアリーなダウンブランドが、その生地の品質の高さにより、最上級ラインに使用する素材をこの日本の生地メーカーにオーダーしています。品質にこだわるフェーバーのダウンも同じく、生地はその工場に別注しています。

フェーバーの特徴であるミニマルさを追求するために作られた生地は、超極細ナイロンを使用し、強度としなやかさという相反する要素を持った生地に仕上げています。
マットな風合いのなかに覗く繊細な光沢。その存在感はスポーティなダウンにシックな印象を醸します。
完璧なまでの完成度が日本製生地の真骨頂。私たちは最高の良品を作るために、志を持って生地選び・生地作りをしています。

ものづくり(デザイン、パターン、縫製)

私たちが作る服へのこだわりは、70年の仕立屋から始まった物づくりの哲学がベースとなっています。
それは

  • ・服が主張し過ぎず、着ている人が引き立ち主役となるデザイン
  • ・ルックスに対して、細く長くスタイル良く見えるラインのパターンを引く
  • ・着心地を追求した個々に合う型紙づくり
  • ・着ている人の背筋が伸び、ストレスのない着心地 
  • ・素材にあった手仕事、ミシンスピード、糸番手、芯地などを妥協なく追及

そのようなことに誇りを忘れず、時代のニーズと寄り添いながら磨きをかけています。

私たちの服はテーラーメイド仕立ての縫製にこだわり、からだに寄り添った、構築的で洗練されて見える仕上がりにしています。それは効率を優先した縫製だと、ジャージー素材を綺麗なシルエットの服にはできないからです。
大人が着ても自信がもてる心地よい服を創るために、つねに職人と話をし、手間を惜しまず、着る人の笑顔を想いながら仕上げています。